POINT不動産選びのポイント
専門家が見た不動産選びのポイントをこっそりお教えします。
不動産を選ぶ時の条件は、人によってさまざま。
膨大な量の物件から理想の物件を見つけ出すのは、時間と労力を費やします。
そこで、効率よく見つけるためにおさえてくと良いポイントをご紹介します。
Point for SELECT選ぶ時のポイント
- 不動産選びの妥協点
希望条件はあまり厳しすぎると視野が狭くなり、選択肢も少なくなります。
そんな時は、妥協できるポイントを洗い出し少し視野を変えて探してみることも大切です。
例えば、最寄駅からは徒歩圏内だけでなくバス通勤圏内も視野に入れてみます。駅からは少し遠くなりますが価格もだいぶ安く、より広い物件が増えます。
日当たりや向きの違いで価格はだいぶ変わります。ビルやマンションの場合は階によってもだいぶ価格が変わります。
妥協した点はマイナスですが、価格と希望条件のバランスが合えば、総合的により良い物件が見つかるかもしれません。
- 現地見学の注意点
収納スペースは扉を開けて中まで入ってチェックしましょう。奥行き、高さ、幅など、また内側の壁にカビが発生していないかも確認しましょう。懐中電灯を用意していくと良いかもしれません。
また共有部分もチェックポイントです。エントランスにゴミが落ちていないか、廊下や階段の照明は明るいか、蛍光灯が切れたりしていないかをチェックしましょう。またゴミ捨て場がきれいに使われているかを必ずチェックしましょう。
- 物件情報の注意点
・「徒歩の所要時間」は80メートルを1分間で歩く設定で計算されています。この計算には信号待ち、歩道橋などを通る時間は含まれておらず、駅またはバス停などから止まらずに歩いた場合の時間となっています。
従って現実的には1~2分程度加算して考えるのが一般的と思われます。
・「最寄駅」物件から一番近い駅ですが、「2駅3駅利用可」などといった場合では、急行停車駅などが最寄駅と表示される場合がありますので「複数駅利用可」の場合は各駅と物件の距離及びその所要時間も確認したい点です。
- 探し出す前の準備
不動産を見て回るうちに、探し出す前には気が付かなかった条件が出てきたり、条件が似ている物件で迷ったりすることがあると思います。
意外と当たり前すぎて必要ない事の様に思えますが、探し出す前に希望や条件を整理し優先順位をつけておくと、二度手間にならず物件探しがスムーズです。
Point for BUY買う時のポイント
- 不動産価格の相場に惑わされない
不動産の価格は、その物件周辺の不動産売買事例を見ておおよその相場がつけられます。それを基に築年数や建物の劣化状況等も考慮し、価格が決まります。
例えばマンションでは、築年数や外観がお洒落だったり共用部分の設備が充実しているなどの点で価格が左右します。しかし外観がお洒落でも構造上に問題があったり、逆に建物が古くても管理がきちんと行き届いている場合もあります。
総合的に自己評価をすることが大切です。
- 中古物件(マンション)のチェックポイント
中古物件の一番のチェックポイントは管理状態の良さです。管理が良ければその分物件の価値は上がります。また築年数によって修繕費が高くなることがあります。どのような修繕計画があるかを管理会社や売主に確認しましょう。
駐車場や駐輪場の状態、掲示板がある場合は掲示物の内容も確認します。管理体制が良くても、利用者全体の意識が低ければ良い物件とは言えません。
管理が良く、利用者全体のマナーが良い中古物件を選びましょう。
- 住宅ローン金利を知る
物件を購入する際に気になるのが「金利」です。金利には固定金利と変動金利、固定変動併用金利の3種類があります。
固定金利は、一定の金利でローンを返済していきます。金利期間中は毎月同じ返済額ですので、計画的な返済とライフプランがたてられるのが利点です。
変動金利は、金利の変動により返済額に変化が表れるため注意が必要です。ただし比較的安心な固定金利よりも、現在の金利の設定では変動金利の方が低金利ですのでトータルの支払額を抑えることができます。
固定変動併用金利は、二者のいいとこ取りといっていいでしょう。実際は住宅ローンの全額を固定金利と変動金利とに分けて返済します。大部分が固定金利で残りを変動金利にするというパターンが一般的です。
Point for RENT借りる時のポイント
- 毎月の家賃の目安
月々の家賃を無理なく支払い続けるには、ボーナスなどを加えない手取り月収の30%ぐらいを賃料の目安にすれば良いと言われています。
物件によっては建物の共用部分に使われる管理費・共益費、駐車場代、駐輪場代なども含めて予算を立てましょう。